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ヘアスプレー‏

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やっぱり楽しいっ!
例えGeek(オタク)と呼ばれようと(笑)、ミュージカルを見るのは止められない!!

普段は、暗くて重ーい作品を好む私だけど(笑)公開が始まったばかりの映画『ヘアスプレー』を見て、スカッとして帰ってきたのでした。



オープニングナンバーのわくわく感!衣装や装置のキュートさは舞台には及ばないけれど、全編に流れる音楽が魅力的で、気がつくと体がリズムを刻んでいる。

1962年のアメリカ(ボルティモア)。人種差別が根強く残る田舎町を舞台に、ダンスが大~好き!な、おデブの女の子の物語だ。ヒロインのトレーシーを演じるニッキー・ブロンスキーは、踊らせると抜群にチャーミング!平凡な顔立ちも可愛く見えてくるから不思議だ(そういうキャラなんだろうけど)。

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話題になった、ジョン・トラヴォルタのママ/エドナは可もなく不可もなく。ドレスアップして出てきた時の驚きはなく、踊りも悪くはないが意外性もない(ダンスの上手下手じゃなく、演技の問題?いや、ブロードウェイのオリジナルのハーヴェイと比べるのが酷なのか。。)。
また脇を固める俳優陣には、クリストファー・ウォーケン(パパ)やミシェル・ファイファー(ベルマ)もいて、何とも楽しそうに演じている。

トレイシーの親友、ペニー(アマンダ・バインズ)の変身にも驚きがなかったり、全体的にメリハリが弱いのだが、かなり舞台に忠実に作られている。
ただ違っていたのは、人種差別のシリアスな部分を強く出していたこと。この物語から40数年の時を経てなお残る偏見を思い、一瞬胸が痛んだ。人は人として、出会い、分かり合えることもあるけれど、どうしても無くならない偏見もあるのだ。。。

ともあれ映画を見てファンになった方には、ぜひ舞台も観てほしいと思う。
(できればNY、ブロードウェイで!笑)映画では表現しきれなかった、飛びっきりイキのいいダンスが堪能できますよ!

ところで、特別出演していた作曲家のマーク・シェイマンを見つけて喜んだ私は、やっぱりオタク??   。。。仕方ない、認めましょう(笑)。