The Full Monty
2000年のOBCでも観たこの作品。特に好きではなかったのだが(どうして脱ぐ必要があるのー?ってね・笑)今回の上演を知った時、あっ観たい!と思った。
帰国後友人に何が面白かったかと聞かれて「Ave.Q、HAIRにFull Monty!」と答えたように、舞台と一緒に大騒ぎして楽しめるものが観たかったのかも?そして、B'Wayの大御所Elaine StritchやMichael Rupertが出演すると知ったからもあるだろう。
主に名作の上演が多いここは、『Dr.Jekyll and Mr.Hyde』や『Harold and Maude』といった新作のプレミアも行う州立劇場。製作費にはお金を掛けていて、衣装や装置は豪華。常に手堅いハイレベルの舞台を観せてくれる。
【あらすじ】アメリカの寂れた田舎町。失業中の男たちが一念発起して、ストリップショーでひと稼ぎ。それぞれ家族や大切なものを取り戻す。。という話だ。
まず驚いたのは、最初のストリップシーンから客席が賑やかだったこと。
この劇場もWestport同様、ジジババが圧倒的に多いのに(笑)この盛り上がりはいったい。。!?楽しむことに関しては、B'Wayにも負けていない。音楽がとびっきり楽しいこともあって、初めからスウッと物語に入ってしまった。
ストリップの案を出す、ジェリー役のWayne Wilcox。その友人デイヴのJoe Coots。
次々と仲間に加わる男たちも個性的でチャーミングだけど(笑)さすがにエレイン S.が登場すると、皆くわれぎみ。とてつもなくパワフルで、程よく下品(B'way暦60年!のトニー賞女優に何てことをー!笑)。愛すべきキャラクターは、彼女そのものだ。
もちろんブロードウェイも素晴らしいけど、
マンハッタンを一歩離れると、こんな舞台に出会える町がある。
春には桜が美しく、夏には濃い緑が影を落とす公園。
そして晩秋には、燃えるような楓の紅葉に心奪われてしまう、劇場のある町―
大好きなこの場所―何度でもまた訪れよう。
by Rie_bbfan
| 2009-09-11 20:39
| 観劇レポ(海外)