Sweeney Todd 前楽/千秋楽

10/2前楽はミドさん、3日の千秋楽はチュヒョンさんのラベット夫人で観賞。
2日は友人と二人で一階14、5列目センター寄りの良席でした。

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幕開けの ♪The Ballad of Sweeney Todd を「召喚魔法/結界」とブログに書かれてる方がいて、そうそう!と頷いた私。モクモクと焚かれた舞台用ドライアイスが客席まで流れ込んできてヒヤリ。強烈なカラーの照明の効果もあって、何度観てもインパクト大のオープニングす。

友人がスウィニーの颯爽とした登場に「カッコ良すぎてスウィニーらしくない」と感想を述べていましたが、確かにカッコイイ!(笑)いやスウィニーだけじゃなく、やっぱり韓国はビジュアル重視なのか?アンサンブルもみんなカッコ良かったし、曲の節目で首や腰の向きをパッと切り替える振りもドキッとするカッコ良さでした。
全体的にキャストが若いことも友人に指摘されましたが、韓国ミュージカル界にはほとんど年配者がいませんよね?まだ歴史が浅いからと聞きましたが、映画やTVで見るような、どっしりとした大人の俳優さんの出演も望むところです。

ピレリの毛はえ薬が偽物とバレて、トビーが町の人に追われるシーン。一人の男がトビーに跳び蹴りを何度もするのですが、スウィニーが “やっちまえ” の合図をしていたのに気がつきました(やんちゃだなぁ笑)

2日ミドさんのラベットにスウィニーがなだめられ、ビードルが現れないことへの苛立ちが収まるシーン。最後はうっとりとラベットに身を委ねるスウィニーを見て、改めてこの曲の意味がわかりました。それだけ愛情のこもった ♪Wait でした。

【スウィニーで学んだハングル10月篇】
「イェップン ヨジャ(かわいい女)」スウィニー空中に手で “ボンキュッボン” のシルエット描いてました(笑)
「ヨギ タンシン(ここのあなた)」「アッパー ケンチャナ(パパは大丈夫だよ)」
「オットケ~(どうしよう)」これは舞台でも使われていましたが、私の隣りの韓国女性がこうつぶやいたのが、スウィニーがジョアンナを殺しかけたシーン。彼女は少し前からドキドキはらはらオーラを出していて、舞台を観ながら気になりました。スウィニー初見であろう新鮮な反応をありがとう(笑)

この2日間のスンウさんのスウィニー、本当に怖かった!!それまでは怖さよりユニークさが目立っていたのに、始終ピリピリした緊張感に包まれていました。♪Pretty Women の口笛は初日の二倍の長さになってましたね(笑)3日はいつもの「恋人が一緒なので殺せない客に腹を立ててケープを床に叩きつける」のは無く、眼の下の赤いクマはどんどん赤くなっていきました。

帰国後「オリジナルと比べて何曲かのキーを微妙に変えてる?本当は半音ぐらい低いのでは?」という疑問が湧いてきました。それゆえクリアに聞こえて、この作品特有の居心地の悪さを感じないのかな?と。
もちろん歌は素晴らしいしキャストの個性も豊かなのですが「センシティブで病んでる人々のドラマ」を演じるには、やはり皆さん若かったのかもしれません。

スウィニーは、国内・海外合わせて私が二番目にたくさん観たミュージカルなので(それでも26回)6月に幕が上がった時には、英語と日本語で記憶した台詞や歌詞にハングルが加わって、頭の中がスゴイことになってました。
2日の ♪A Little Priest で客席が大大大爆笑だったパイの中身、私は「チョスンウ」と聞こえたのですが、実は「チュンス(韓国大手ミュージカル制作会社の代表の名前で、スウィニー始めスンウさんとの関わりも深い有名人)」ということでした。まだまだヒアリングもままならない私。ハングルの勉強もっとガンバらなくちゃ!ですね。

その他にもええっ!?と思うアドリブがあって(スウィニーがターピンをおびき出す為に書いた手紙を届けに行ったら本人が出てきた)千秋楽とはいえ色々やってくれるなぁと目が離せなかったです。

不思議な魅力の役者ミドさん。おごらないスター女優のチュヒョンさん。共に他の舞台でも観てみたい。そして、やっぱり正統派スウィニーじゃなかったスンウさんですが、毎回違った表情を見せてくれて新鮮でした。

願わくば、いつかまたスウィニーを演じて欲しい!!

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今年の初夏から秋にかけての3ヶ月半、私を虜にした韓国の『スウィニー・トッド(스위니토드)』
思いがけない収穫だったのは、観客はもちろん俳優さんたちにも、改めてソンドハイムの魅力を知ってもらえたことです。

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     終演後オーケストラの流れる舞台上。エリックらしいエピローグです

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