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コーラスライン

先日アカデミー賞が発表されたのに、関係ないネタですみません(笑)。

なぜ今、映画 『コーラスライン』なのか?

 *この秋、ブロードウェイでリバイバル上演される予定で
  クワストさんが、「SFのトライアウトを観に行く」と書かれていたこと。

 *また彼女から、「最近タイロンが、2日限りのベネフィットコンサートで
  コーラスラインの♪Sing!を歌った」と聞いたこと。(くう~~~っ、行きたかった!)

 *古いビデオを整理していて、偶然目にとまった
                   。。。という訳で、久しぶりに見てみました。





コーラスライン_f0031200_1361336.jpg舞台の初演は1975年。
15年のロングラン記録を打ち立て、現在は歴代4位。
私は劇団四季で2回、来日公演、NYで2回('86/'89)
の計5回観ている。

映画版の制作は1985年(監督 リチャード・アッテンボロー)で、すでに20年!!

私の初渡米とほぼ同時期だったこと。
あの危ない時代のNYも愛していたこと。

その他の思い入れも重なって、忘れがたい作品だ。

日本公開時にも批評され私も同感だったけれど、やはり舞台とは別モノ。

舞台では、“その他大勢”のコーラスダンサー1人1人が主役だけれど、映画では、演出家のザックと昔スターで恋人だったキャシーとの、確執や回想シーンがおり込まれていて甘ったるい。マイケル・ダグラスが演出・振付家役というのも、うさんくさいし(笑)。

楽曲の入れ替えも、オリジナルを知るだけに(?)納得がいかない。
確かに、追加曲♪Let Me Dance For You はアリソン・リードの熱唱が素晴らしかったし、グレッグ・バージの、弾けるような♪Surprise Surprise は見ものだけれど、その他の曲との違和感は否めない。

♪What I Did For Loveが、昔の恋を懐かしむように使われているのも違うと思う。

でも 『レミゼ』に出演前のテレンス・マンは新鮮だし、最近、鳴かず飛ばずのマービン・ハムリッシュ(失礼!『Sweet Smell of Success』がありました)の音楽は感動的。
(♪At The Ballet はいつもキュン。。とくる)

往年の「名作ミュージカル」とは一線を画した、よくできたミュージカルだとは思う。
ただ映画というワク、'70年代の作品として見るにはいいが、30年を経て今、舞台に乗せる。。。B'wayの回顧で、あまりいじらないのか?または「現代のコーラスライン」を作るのだろうか?楽しみでもあり、恐ろしくもある。

クワストさん、トライアウトの報告、よろしくお願いしますね!(笑)